鹿島神宮周辺地区中心市街地活性化事業

めざすのは、“持続可能なコミュニティ”の実現です。

中心市街地における「持続可能なコミュニティ」とは、観光まちづくりを成長させて真に中心市街地の活性化を地域住民が実感することと考えます。鹿嶋市の中心市街地活性化基本計画では、数値目標を以下のように設定しています。
この数値目標達成を視野に入れて、本事業において地域住民が活性化を実感するための活動を考えます。

数値目標
1. 新規出店数10店舗:
地域内における令和元年度から6年度までの6年間で、新規出店数10店舗を設定する。

2. 12時間通行量4,260人:
平休日平均歩行者通行量を、令和7年3月時点で12時間通行量4,260人と設定する。

活動プラン
1.権利者や事業者への「意向確認」:
誰が、どのような意向を持っているのか、最初に実施したアンケート調査から個別ヒアリングを行いながら、事業実現の可能性を確認しています。

2.門前かみの市・つなフェス・鹿島神宮掃き掃除:
当初から取り組む門前かみの市は、鹿島神宮周辺での商売を実証実験的に体験可能な場所として、第3土曜日に毎月、開催しています。つなフェスも多世代が集まれるイベントとして仕掛けながら、中心市街地における活動を促進します。近年は、コロナ禍で感染状況に影響されています。エキサイトをきっかけに始めた鹿島神宮掃き掃除は、おついたち参りの参拝者を迎え入れるために、月末の日曜日7時から1時間で境内を市民参加者と掃除しています。

3.空き店舗活用コンテスト「オープンショップ鹿嶋商い元気塾」
地域に増加する空き地や空き店舗を利活用して、新規出店者によるテナント誘致に取り組みます。
何で使われていない場所があるのに、新しい使い方が出来ないのでしょうか?
あそこで何かやりたいと思っても、遊休不動産としての情報があがってこないことや気軽にこの場所で何か出来ないかという話が新規事業者も言い出せないでいます。
オープンショップは、何か事業を始めたいと考えている方々に集まってもらい、まちの情報を共有する中で自分たちの描くビジネスを具体化していくチャンスを生み出します。

オープンショップNo.3の店舗企画検討からオープンまで、まちづくり鹿嶋でサポートしました。
令和4年9月11日ばってら「福」という鯖の押し寿司のお店がオーナー女性の起業によりオープンしました。

4.空き家や空き地を活用した住まい・まちづくり「まち住宅」「まち宿」
平日の中心市街地活性化を支えるために定住人口を確保する地域権利者との住まいづくりに取り組みます。
一番最初に取り組んだモデルが、戸建ての空き家を賃貸住宅として改修した物件です。
次に取り組んだモデルは、空き地に3棟だから可能な環境に配慮した戸建て賃貸住宅を新築した物件です。
今度は、地主さんからの土地を売却したいというご相談で進めているライトコーポラティブ方式による、こだわりの戸建て分譲住宅の物件です。
さらに、ホテルを活用したサービス付き高齢者住宅の機能を備える集合型まちなか賃貸住宅の物件も予定しています。
まちづくり鹿嶋では、まちなかに居住環境性能が高く、リーズナブルな住まいづくりをコーディネートしています。

5.鹿嶋市中心市街地活性化協議会の運営:
鹿嶋市中心市街地活性化協議会は、鹿嶋市をはじめ、鹿嶋市商工会、鹿嶋市観光協会、鹿島神宮、常陽銀行、鹿島アントラーズ、JA、漁協、町会関係、民間事業者で構成され、オブザーバーとして中小企業基盤整備機構と茨城県、事務局をまちづくり鹿嶋株式会社が務めている。
鹿嶋市中心市街地活性化協議会は,鹿嶋市の中心市街地における都市機能の増進及び経済活力の向上を総合的かつ一体的に推進するため、鹿嶋市が作成する中心市街地活性化基本計画並びに認定基本計画の必要な事項を協議するとともに、中心市街地の活性化のための補助事業を活用する民間事業者が作成する計画の実施に関し、情報を共有し、鹿嶋市中心市街地の活性化の推進と発展に寄与することを目的としています。